キンタロー。やスギちゃんなどの優勝候補勢揃いといった2013年のR-1ぐらんぷりが幕を閉じた。今回で11回目となるR-1ぐらんぷりは過去最多となる3,000組以上の芸人がエントリーしたそうだ。
優勝したのは三浦マイルド!
三浦マイルドはよしもとに所属する35歳のピン芸人。彼の広島弁を交えたネタは爆笑ものだった。
三浦マイルドの特徴であるはげ頭を使ったギャグ「マイルドフラッシュ!!」は視聴者を爆笑の渦に引き込んだ!
しかも、道路交通警備員のネタはなんと実話を元に創られているそうだ。大学時代にバイトをしていた道路交通警備員のバイト先で実際に先輩だった、ニシオカさんに三浦は「タイでパスポートをなくしたから5万円振り込んでくれ」といわれ5万円を振り込んでしまい。その後、5万円は三浦の手元には戻ってこなかったそうだ。
道路交通警備員のネタは三浦マインドが先輩への復しゅうの気持ちを込めてやった渾身のネタだった。
しかし、三浦マイルドのここまでの道は決して平坦なものではなかった。
↑三浦マイルドの意気込み動画(YOUTUBE)
女で一つで母親に育てられた三浦マイルドは2002年からお笑い芸人の活動をする(モンスターエンジンなどと同期らしい)も、11年芽が出ず、2009年のR-1ぐらんぷりでは惜しくも準決勝進出どまりだった。今も伊藤ハムで時給840円のバイトをしながら生計を立てているそうだ。
「年収は見栄を張っても30万」という彼の目には苦労がにじみ出ていた。
R-1で得た賞金500万円の使い道を聞かれると、半分は母親に、そしてあとは社会貢献に使うのと、後輩と旅行に行くとあくまで人のために使うスタンスを主張した。
人間的にも魅力のある人物だ。
