2022―これから10年、活躍できる人の条件 |書評|神田昌典著


経営コンサルとして有名な神田昌典さんが書いた「2022―これから10年、活躍できる人の条件」を紹介します。

 

 

今、私たちが置かれている現代社会。不確定性の時代だとか、テクノロジーが仕事を奪うとか、資本主義経済の崩壊では?など色々なネガティブな意見や逆に、テクノロジーや医療やグローバル化によって、新しい時代が幕あけして個人が活躍できる可能性が広がっている!というポジティブな意見両方耳にする。

 

これはおそらく両方それなりに正しいと思う。

 

そして、神田さんがちょうど1年前に書いた本書「2022―これから10年、活躍できる人の条件」を読んでさらに将来に対する理解が深まった。

 

神田さんといえば、経営コンサルでマーケティングのプロフェッショナルというイメージなのだがこの本でかなりイメージが変わった。

神田さん曰く、あと10年〜20年で世界は大きく変わるという。

・企業制度の崩壊

・消費人口の割合で明暗をわける経済

・アジア各国(日本をのぞく)の好況

などなど、ざっくり言うとアジア各国は隆盛し、その中でも人口の年齢層のバランスが悪い日本は経済的に減速するという内容。

アジアを始め世界と日本がどのようになっているのか、人口データと歴史データを背景に解説している本書はとてもわかりやすく説得力のある本だった。

癌と宣告され死を覚悟した神田さんが最後に表現したいと思った事というだけあって、結構刺激的な内容(ほんとに〜!?という感じの内容もある)が多く含まれている。しかし、全体を通してかなり勉強になった。

 

企業制度と資本主義の崩壊はインパクトがあった、「ワークシフト」など、他の将来予測系の書籍も同じ事を書いているのだが、やはり個人がフリーで仕事ができる環境が整いつつある未来で企業はその形態を継続して行く事はそうとうな付加価値が無いときついそうだ。

 

そして、おそらく、資本主義には限界がくる(というかきている)と本書では語っている。山口陽平さんが書いた、「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
」でも語られていた事なのだが、実体経済の70兆ドルと比較して、世界に出回っているお金は300超ドルを超えている。

この時点ですでにお金の論理が働かなくなっていて、今は信用だけでなんとか世界が回っている。どこかの先進国がデフォルトしたら、デフォルトの連鎖が起こって、世界中のお金の価値が全くなくなりました。という時代がきてもおかしくないって言う事が理屈じゃなくて感覚的にわかった。

そうなって来ると、人類は今のテクノロジーを抱えたまま、新しい仕組みを模索しなければならない。そして、そのときは国境がなくなって、政府もなくなるかもしれなない。

これから数十年で明治維新くらいの変革が世界的に訪れると思うようになってきた。

 

ちょっと今は頭の中がまとまらないので、また別の機会に書く事にしたい。


 

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